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メガドラミニの思い出

ファルフレ
 今日でメガドラミニ発売から5周年!めでたい!という事で、自分がメガドラミニでプレイしたゲームの感想をこの機会にまとめようと思い立ちました。当時(2021年頃)遊んでいた時の記録が残っていないかネット上やHDDを探し回りましたがなかったので(ぉい 薄れかけた記憶を必死に思い起こしながら書いてきます。長いのでお暇な方だけどうぞ。

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たゆみ。 [PCフリゲ]

 作業用BGMのネタ探しに見ていたこちらの動画でピックアップされていた(動画内03:13~)のが気になってプレイしてみたゲーム。穏やかでどこか寂し気なピアノの旋律が印象的なBGMが妙に耳に残ったのと、紹介されたスクショ画像だけではどんなゲームなのか全く想像がつかず、興味を引かれました。

 実際やってみてもなかなか説明がしづらい内容です。ゲームブック風ADV+パラメータ管理シミュレーション、数学をモチーフにしたメタゲー…と言えば伝わりますでしょうか。白い部屋で一人閉じこもる少女・たゆみちゃんを外の世界に引っ張り出すのが目的。
 最初こそ適当に選択肢を選んでいても何とかなりますが、Lv.3以降はある程度メモ取りや戦略を考えないとあっという間にゲージが減ってBADEND行き。最終的には運頼みの部分もあるので漫然とプレイしていてはクリア出来ない程度には難しいゲームです。

 本作における最重要キーワードは「ゼロ除算」
 数学の世界において、「0で割る」というのはいわゆる禁止行為となっています。(※参考動画→【ゆっくり解説】なぜ0で割ることができないのか?数学の不思議
 作中でたゆみちゃんがオリジナルの記号を定義しゼロ除算を可能にしようと試みますが、ナレーションや悪魔さんに総ツッコミを入れられ断念せざるを得なくなります。たゆみちゃんが閉じ込められている世界というのは、数学上での定義に縛られたプログラムの世界…つまり”このゲームそのもの”なのです。
 そしてひとたび存在を認めてしまえば、計算者の意志によってとり得る値を自在に操作出来てしまう「ゼロ除算」は、言うなれば「自由」の象徴。たゆみちゃんはその「自由」を求めて不自由なゲームの世界から外へと旅立っていった…というお話だったと私は解釈しました。
 ラストステージ直前のたゆみちゃんの一転攻勢っぷりが熱いんですよ!最初は弱弱しく頼りなげだった女の子が、強くたくましく成長する姿には確かなカタルシスがありました。

 クリア後に出力される「あとがき」がまた良かったんです。
 作者は実はそれほど数学や論理に精通していない(謙遜かもしれませんが)けども、それらへの憧れが高じて作られたゲームなんだと。その気持ちが痛いほどよくわかる(笑)。私も学生時代は数学が大嫌いで、進路選択も文系一択でしたので…数学の奥深さ、面白さに気づいたのは勉強から解放された大人になってからでした。あの頃、もっと真剣に勉強していたら、今とは違う世界が見えていたかもしれない…そんな風に口惜しく思う事もあるのです。

 作者様のHPにお邪魔してみたところ、PC用フリーゲーム以外にも非電源のボードゲーム製作も行っている方だという事がわかりました。その中で一番面白そうだと思ったのが、商業作品である一人用カードゲームゴリティア… 同人版紹介ページの「友達は要りません」の文言が強すぎる。対戦ゲーム嫌いの私には救いのあり過ぎるテキストだ(笑)

【Archive】漆黒なる夜明け プレイメモまとめ④

漆黒女子 「かべうち」というサイトに投稿していた文章を若干の修正を加えてまとめたものです。
 無駄に長いのと攻略の参考にはならないと思うのでその点だけはご注意ください(笑)。

 【万里のカベ~アポロ神殿~エンディング】

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【Archive】漆黒なる夜明け プレイメモまとめ③

恋するノーブルチャン色付き
 「かべうち」というサイトに投稿していた文章を若干の修正を加えてまとめたものです。
 無駄に長いのと攻略の参考にはならないと思うのでその点だけはご注意ください(笑)。

 【オーブ&闇の装備収集+幽霊船】

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【Archive】漆黒なる夜明け プレイメモまとめ②

ムート君とアイロニちゃん 「かべうち」というサイトに投稿していた文章を若干の修正を加えてまとめたものです。
 無駄に長いのと攻略の参考にはならないと思うのでその点だけはご注意ください(笑)。

【モルゴル地方~エクリプス現象発生~ヒミ加入】

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【Archive】漆黒なる夜明け プレイメモまとめ①

テリーVSカリス
 「かべうち」というサイトに投稿していた文章を若干の修正を加えてまとめたものです。
 無駄に長いのと攻略の参考にはならないと思うのでその点だけはご注意ください(笑)。

 【オープニング~とんがり山遺跡】

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【Archive】ゴーストトリック[iOS版]

 『ゴーストトリック』は2010年にカプコンから発売されたニンテンドーDSのミステリアドベンチャーです。ついったを眺めていたらこれのiOS版が販売されている事を知り即購入した次第です。逆転裁判シリーズのメインライターである巧舟氏が関わっていることもあり前から気になっていたゲームではあったんですよね。
 ちなみに逆転裁判はGBA版の3作をプレイ済みです。当時は滅茶苦茶ハマってましたねぇー。そもそもGBAを購入した目的が「逆裁(とマザー3)遊びたかったから」だったりもして、自分にとっては印象深いゲームの一つではあるんです。ただ4で主人公交代に失敗し成歩堂君がアレな事になってしまったと知った時にそのまま離れてしまいましたね…まぁ、GBA3部作で十分満足出来たので無理にシリーズを追う事もないのかなと。

 閑話休題。以下、ネタバレを含む感想になります。

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【Archive】さよならを教えて[あそBD版]

 『さよならを教えて』は、2001年にCRAFTWORKから発売された18禁ノベルゲームです。
 私が遊んだのはBD-PG版で、今ではDL販売もされているそう。オリジナル版とは一部CGや演出がちょっと違っているようですが、シナリオ内容自体に変更はないようです。

 以下、ネタバレを含む感想。

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【Archive】こなたよりかなたまで[iOS版]

 『こなたよりかなたまで』は、2003年にF&Cから発売された18禁ノベルゲームです。
 今回私がプレイしたのはiOS版…つまりHシーンを削除した全年齢版になります。
 昔エロゲーにドハマりしていた頃からずっと気になっていた作品だったのですが、当時は中古でもプレミアがつく価格で手が出せなかったんですよね。最近になってF&CのゲームがiPhoneで遊べることを知って、ラインナップの中にこれが入ってたのを見つけて即購入しちゃいました。スマホでノベルゲーやるのは初めてでしたが、寝っ転がりながら出来るのは素晴らしいですね(ぇ

 この『こなたよりかなたまで』(以下『こなかな』)、いわゆるシナリオゲー、もとい泣きゲーとしての評価が高い一作なのですが、主人公・遥彼方の在り方については賛否両論真っ二つでした。単なるプレイヤーの分身の枠に収まらず我を強く出すタイプの主人公にはありがちな話ではありますが、それにしても彼方君については極端な評価がされているなぁと思っていました。
 正直な話、『こなかな』では自分が彼方君を好きになれるかどうか、という点に最も興味があったことは事実です。

 結論から言えば…私は最後まで彼方君を受け入れることが出来ませんでした。
 以下、ネタバレを含む感想。相当にネガティブな内容になってます、注意。

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【Archive】白き魔女~もうひとつの英雄伝説~[SS]

SS版白き魔女 もうひとつの英雄伝説
 『白き魔女~もうひとつの英雄伝説~』は、イセルハーサ編から始まった英雄伝説シリーズの3作目にあたり、ガガーブトリロジーと呼ばれる3部作の初作でもある『英雄伝説3 白き魔女』のセガサターン移植版になります。移植を手掛けたのはPCE版イース・英伝でおなじみのハドソンです。
 PCE版イース・英伝はそのハードの強みを生かしたアレンジ…アニメチックに描き直された新規グラフィックやムービー、豪華声優によるキャラボイスの追加、CDDAで再生される高音質のBGMなど、原作の忠実な移植のみならず+αの要素を加えて高い評価を得てきました。
 特にPCE版ドラスレ英伝2はそうしたハドソン独自のアレンジが私の嗜好に見事ハマり(笑)、その後しばらくファルコム沼に浸かるキッカケとなった訳であります。
 そしてこのSS版白き魔女は、そのハドソン独自アレンジ移植路線の一つの到達点と言えましょう。そう、原作ファンからは”黒歴史”とまで称されるほどに…PCE版イースやドラスレ英伝とは比較にならないほどの別物と化していたのです。

 SS版と原作の違い、ざっくりいえばストーリー以外全てです。
 キャラクターデザインはそえたにかずひろ氏の手によって一新され、一部のキャラを除いて原型をほぼ留めていません。私は原作を未プレイで、白き魔女はSS版だけしか知らない人間ですが、原作のキャラ集合イラストを見ても誰が誰なのかさっぱりわからないのです。
 SS版では随所にアニメーションムービーが挿入されており、出来は(当時としては)充分に良いものです。原作の繊細なデザインをそのままアニメに起こすのは難しい、ならば最初からアニメに適したキャラデザを別に用意するというのはそれほど間違った方法論ではないとは思います。ただ、ここまで雰囲気を別物にする必要があったかはちょっと疑問ではあります。原作よりも対象年齢を引き下げたい目的でもあったのでしょうか?
 ゲーム中の画面はトップビューからクオータービューに代わり、戦闘システムもシンプルなターン制コマンドバトルへ変更されました。平時のBGMはサターンの内臓音源で鳴らされ、アレンジとしては無難な印象。アニメムービーやボイスが流れるイベントではPCE版イース・英伝で猛威を振るった名アレンジャー・米光亮氏が手掛けた音源が流れますが、単品で聴くことは出来ません。SS版仕様のサウンドトラックが出ていないのが残念です。

 とまぁ原作との違いを分かる範囲でつらつら書いてきましたが、この辺は原作未プレイの私にとってはそこまで問題ではありません。最初から「そういうもの」として見ればいいからです。原作からの改変という点を無視すれば、ゲームデザイン自体は嫌いではないですし、90年代アニメチックな絵も私の世代からすれば(笑)全く受け入れられないというほどでもないので。
 世間の不評を知りながら敢えて原作ではなくSS版の白き魔女を選んだのは、私が英伝にハマったのがハドソンの手掛けたPCE版移植作からであり、その流れを汲んだ最後の”ハドソン流”英雄伝説を見ておきたかった…というのが最大の理由であります。

 以下、ネタバレを含む感想。

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プロフィール

明日から本気出す
HN:ぷにょにょん(仮)
レトロゲームをネタに妄想を滾らせることを生き甲斐にする拗らせオタク。二度とは戻らぬあの頃に思いを馳せては感傷に耽っている

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