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イーハトーヴォ賛歌

 いやはや、驚きました。
 「みんなで決めるゲーム音楽」スレやまとめを追ってる人たちにはお馴染み、あの”謎の常連”こと『イーハトーヴォ物語』が、こんな形で復刻されるとは!!

 知らない人向けに軽く解説しますと、2ch(現5ch)にゲーム音楽の人気投票を行うスレがあるのですが、そこでこの『イーハトーヴォ物語』のオープニングテーマが毎回ランキング上位に食い込んでいるんです。にも関わらず、肝心のゲーム内容を知ってる人がほとんどいないことで”謎の常連”呼ばわりされている…という。まぁ、正直あまり良い通名ではありませんね(苦笑)
 しかし知名度こそ低いもののBGMのクオリティは確かに素晴らしく、ゲームを差し置いてサウンドトラックだけは何度も再販されるほどの人気ぶりだったりします。どうせならゲームも一緒に復刻すればいいのに…と常々思っていたのが、ついに実現したんですね。これでもう”謎”呼ばわりされずに済みますね!!やったぜ。

 私は以前ニコニコ動画でこれのプレイ動画を見たのですが、一昔前のフリーゲームではよく見られた「戦闘のないRPG」そのもので、こういうものが商業ラインで既に作られていたことにまず驚きました。宮沢賢治の作品をベースに作られた世界観やシナリオは地味ながらよく出来ていて、音楽の良さとあいまって雰囲気ゲーとしては非常に魅力的な作品だと思いましたね。
 なので今回の復刻は即買い…と行きたかったんですが、抱き合わせの他のゲーム3本(競馬、将棋、麻雀)が全て自分の興味外ジャンルなのが正直つらい。というか何故このラインナップで1本にまとめてしまったのか、コレガワラカナイ

 この手の商品は売り場からすぐ消えてしまいがちなので、なるべく早く決断をしたいとは思います… 

コミック版大貝獣物語&ギャグギャグ大貝獣物語Ⅱ 追想

 先日、漫画家の御童カズヒコ先生が闘病の末に亡くなられた事を知りました。90年代のコミックボンボンで活躍していた作家さんで、私の大好きなゲームの一つである『大貝獣物語』をコミカライズした方でもあります。
 何年か前にご本人のXアカウントを覗いた時にはファンの方達と楽しそうに交流していた様子が強く印象に残っています。まさか癌に冒されていたとは夢にも思わず…謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

 若い頃に親しんだ作品に関わった方達が次々にこの世を去っていくのを見送る歯痒さ、何度味わっても慣れることはありません。ただただ悲しいし、寂しい。残された私に出来るのは、彼らの功績について自分なりの言葉で後世に伝える以外ないのかもしれません。たとえ今聞いてくれる人がいないとしても、いつか誰かに届くことを信じて。

 『大貝獣物語』のコミカライズについて、前blogに結構な熱量で書き殴った感想記事があったのですが、とある事情で非公開に切り替え、その後は表立った場所で話題に出すことすら控えていました。
 しかし、御童先生の描いた『大貝獣物語』を大いに楽しませてもらった人間として、このまま口を閉ざして「なかったこと」にしてしまうのは嫌だな…と思いました。
 原作の『大貝獣物語』を心底愛する人にとっては、彼の手掛けたコミカライズは到底許せない存在かもしれません。それはそれでいいと思います。ただ、私にとっては確かに必要な作品だったのです。その事を”個人的な”思い出語りとして、以下に書き残しておきます。読みたくない方はスルーで、どうぞ。

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ZERO ONE SP 攻略メモ 再公開


 自分用に作成した攻略メモを加筆修正して再公開しました。
 具体的には前blogで無印とSPの違いについて箇条書きで書き殴って放置していたものを表にまとめて追加しました。さすがに細かな演出面の違いについては省略しましたが…

 制作会社はとっくの昔に消滅し、移植もリメイクも絶望的、無印・SP共に中古ソフトが高騰プレミア化して久しく、新規ユーザーが増える余地のないこのゲームの攻略に果たして需要があるのか?という疑問はごもっともです。
 需要で言うならこれからも死ぬまで繰り返しこのゲームをプレイし続けるだろう私が一番必要としていますが(笑)そもそも私がこの攻略を作るに至ったのは「他の誰も作ってなかったから」以外の理由はありません。無印の攻略はあるのにSPがないのはおかしいでしょう?
 それとこのゲームのタイトルはとにかく検索がしづらい。ZERO ONEという単語で検索して真っ先に出て来るのはゲームではなくプロレスか仮面ライダーなんですよ(苦笑)。なのでゲームのZERO ONEについての情報を出来るだけ一つにまとめて見られる場所が欲しかったのです。
 そして何より、私は私以外のZERO ONE SPファンに出会ったことがまるでない!!だからここにいるよ!!というささやかな存在証明の意味合いもあります。自作のファンアートなんかよりはよほど訴求力がありそうじゃないですか?(自虐)

 今後このメモを更新する機会があるとしたら、作中で仕込まれている数多の他作品パロディの元ネタ一覧リストを作りたいと思っています。とはいえかなりマニアックなネタも多数あるので自力では限界がありそう…わからないネタについてはここで情報を募ることもあるかもしれません。その時はご協力いただければ幸いでございます(笑)

惨事のハニー・その後

 前回、ガガーブ最愛ヒロインであるフィリーの変わり果てた姿をひたすらに嘆く(笑)記事を書いたのですが、昨日公式から改めてフィリーの新規イラストが投下されました。

 どさくさに紛れて(言い方)前のイラストは削除したようですが、電撃オンラインさんの方にばっちり残っているので比較用にリンクを。なかったことにしようなんてそうは問屋が卸さねぇぞ(?)

 よほど原作ファンからクレームが殺到したんでしょうね(実際引用リプ欄ツッコミだらけではありました)以前よりはずっと原作寄りのデザインに近づきました。まぁ、それでも別人感は否めないんですが…
 しかし、ユーザーからの反応を見て一度表に出したものを変更するというのは、公式の動きとしてはどうなんでしょうね。フィリーほどではないにしろ、原作デザインと剥離しているキャラは他にもたくさんいるんですよ。それらは大した苦情が来てないから放置するんですか?原作のキャラデザをそのまま採用せずアレンジを加えたリファインを行ったのは、製作側としてもそれなりの考えがあってやったことではないのですか?
 当時からのガガーブファンを確実に取り込みたいなら最初から原作寄りデザインでイラストを描き起こすべきだったし、ガガーブを知らない若い世代のユーザーにアピールしたいなら今風のリファインは必須ではあったでしょう。結局、公式のどっちつかずのスタンスが無駄に信用を落としてるのですよね…
 キャラの一人称が間違っていたり性格上言いそうにもないオリジナル台詞をイラストに添わせてるあたり、製作側が原作ゲームをまともに参照出来てなさそうな所が伺えるのもなかなかにキツいところです。

 フィリーのイラストさえ修正されれば問題ないという話ではないのです。製作側がガガーブトリロジーという原作を尊重しきれてない、そもそも尊重する気があるのかわからない、そこが一番の不満な訳です。
 一応今後も情報は追い続けますが、正直、もう当初ほどの期待感は殆どないと言っていいでしょう。肝心のゲーム内容が面白ければまだいいんですけどね。さて、どうなりますか…

英語の勉強を始めました。

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 はい、嘘です(何

 おさわり探偵以来久々にNDSのゲームソフトを購入しました(駿河屋さんいつもありがとうございます←)
 もちろん英語の勉強をする為に買った訳ではありません。このソフトに収録されているBGMがお目当てです。いったいどんな曲かというと…こちらです。

 作曲者は『エスカトス』や『まもるクンは呪われてしまった!』等で有名な安井洋介氏。当然、このBGMもSTG系ジャンルのゲームに使われている…と思いきや、収録されているのは上記写真の『NEW英単語ターゲット1900DS』で間違いありません。何で???(当然の疑問)

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彷徨い人の哀歌

 2年前にキャメロット公式サイトが全面リニューアルされた際、旧サイト版の作品紹介ページへのリンクが軒並み削除されたものの、実はページ自体はまだ残っていて、しばらくは閲覧可能な状態が続いていた…はずだったのですが、ふと久しぶりにアクセスを試みた所、そこには無情なる「404 Not Found」の文字が鎮座しておりました。
 いつどのタイミングで消えたのかまではわかりませんが…ついにこの時が来てしまったか、と。

 リニューアル後のサイトには「キャメロットの歴史を知る」という体で個別の作品紹介のページが新たに作られているものの、簡素なコメントに小さな画面写真が一枚だけと、あまりにも寂しい有様で。
 これなら旧版の紹介ページの方が、当時の空気感を伺い知る史料としてもずっと価値があったと思います。幸い、ネットアーカイブにある程度の原型が残ってますので、参考までに適当な日付のアーカイブリンクを貼っておきます。興味のある方はより深く掘ってみるのも良いでしょう。
 →旧キャメロット公式作品紹介ページ

 しかし、新たに追加されたシャイニング・ウィズダムの紹介文の中に「ある意味、後の黄金の太陽のご先祖と言えるかもしれません。」という一文を見た時は驚きました。それって、長年自分が事あるごとに主張してきた話な訳で、まさか公式側から正式な言及がされるとは思わず…正直嬉しかったことは確かです。とはいえ、その肝心の黄金の太陽シリーズについてはいまだ何一つのコメントも添えられていない(※2024年6月現在)のが現状なのですが…・
 やはり、彼らとしても黄金の太陽を漆黒でブツ切れに終わらせてしまった事に多少の後ろめたさがあるのかもしれないですね。むしろそうであってほしい。でなければ、10年以上健気に続編を待ち望んでるファンが、あまりに可哀想ですよ…(私はその枠に入りません)

 ここからは非常にネガティブかつポエミィな独白。スルースキルの高い人だけ続きをどうぞ。

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瀬戸口廉也氏インタビュー・雑感メモ

 先日アニプレックスのイベント内で『ヒラヒラヒヒル』の出演声優さんによるトークショーがあったのですが、どうしても予定が合わずリアルタイム配信で見ることが出来なかったので、後でアーカイブで確認しよう…と思っている内にそちらも非公開になってしまいました(泣)。声優さん方のトークももちろん聞きたかったですし、何よりシナリオライターである瀬戸口廉也氏によるコメントが読み上げられたとのことで、それだけでも確認したかったなと。何せ瀬戸口氏は自分から作品について語る事はめったにせず、Xでもちょっとした日常や仕事の告知以外の事を殆ど話さない寡黙な方ですので、トークショーに寄せられたコメントの内容がどんなものだったのか、ファンとしては絶対に知っておきたい事柄だった訳です。
 貴重な機会を逃してしまった…と悔しく思っていたその数日後、突然上がってきたのがこちらのインタビュー記事です。いやはやビックリしました。確かにご本人がXで「僕もいつかヒラヒラヒヒルについて何か言える機会があればいいな」とこぼしていたのは目にしていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思わず。さりげない氏の呟きを見逃さなかった(笑)ライターさんにはただただ感謝です。

 以下、記事の文章の引用をしつつ『ヒラヒラヒヒル』と瀬戸口氏の過去作に関するあらゆるネタバレを含む所感をつらつらとメモ。

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惨事のハニー

 韓国のゲーム会社からガガーブトリロジー3部作を題材にしたMMORPGがリリースされるとのこと。おそらく原作元の日本ファルコムは製作にはノータッチ、日本語対応がなければプレイするのはちょっと難しいかな…とは思うものの、令和の今になってガガーブトリロジーに新展開があったこと自体は歓迎したい所です。何よりこのガガーブ3部作の主要キャラクターが集結したキービジュアル…これを見せられて胸が熱くならないはずもなく(笑)
 公式Xで順次公開されているキャライラストは、原作ビジュアルの雰囲気も残しつつ現代のトレンドに合わせた新解釈で描き起こされており、なかなか新鮮味があって良いな…と思って比較的肯定的な目線で見ていました。この子が紹介されるまでは。 

 …いや誰???(困惑)

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ときめき英雄伝説

 Xで流れてきたこのイベントの告知を見た時、私が真っ先に探した名前があります。
 それは清川望役・笹木綾子さんの名前。
 見ての通り参加キャストにはばっちり彼女の名前が載っており、私にとっては笹木綾子さんが今もご健在である事が何より嬉しい朗報となりました。
 
 一般・成人向け問わず美少女ゲーム大好きな私ではありますが、実はときめきメモリアルは一切プレイした事がありません。
 にも関わらず、私が清川望というヒロインにだけ注目する理由は、他ならぬ彼女の声をPCE版・ドラスレ英雄伝説Ⅱのアトラス王子と同じ笹木綾子さんが演じているからです。
 私がアトラス王子に惚れた理由の8割はPCE版で追加されたボイスのお陰にあると言っても過言ではなく、この素晴らしい声の主が他にどんなキャラを演じていたのか、調べて知ったのがこの清川望というヒロインでした。

 ”超高校級のスイマー”がダ〇ガンロ〇パ以前に存在してたのにも驚きましたが(笑)「毎朝50kmのマラソンをこなしてから学校に通う」というトンデモ設定には思わず爆笑。体力オバケってレベルじゃねーぞ!!故に性格も男勝りで、喋り方も男の子のアトラス王子よりずっと男らしい(笑)
 しかし好感度を上げて仲良くなっていく内に女の子らしい一面も見えてきて、恋愛にはまっすぐで一途、健気に主人公に尽くそうとする姿が非常に愛おしい、そんな魅力のあるヒロインとなっております。

 …というのをプレイ動画を探して確認している内に清川さんの事がすっかり気に入ってしまい(笑)、彼女のキャラソン聞きたさにときメモのCDを購入するまでに至りました(ドツボ)。笹木綾子さん、演技だけでなく歌もお上手で、「あぁ、この声をもっと色んな作品で聴きたかったなぁ…」とつくづく思ったものです。英伝・ときメモ以外にも出演作品はあるのですがどれも端役で、メイン級を演じてるのはその2作しかないのですね。

清川さんとアトラスたん

 このような中の人ネタでラクガキ描く程度にはこの2キャラに狂っています(ぉ
 私は英伝からときメモに入りましたが当時は逆もあったりしたんですかね?清川さん(=笹木さん)好きが高じて英伝Ⅱに興味持ったという方、もしいたらぜひご連絡ください(???)
 
 いっそのこと私も初代ときメモを実プレイして清川さんを攻略しに行った方がいいんでしょうね。タダ見の動画で知った気になるのは良くない…良くないよ?(震え声)
 ともかくだいぶ話題が逸れましたが、笹木綾子さんの元気なお姿をイベント後のレポートなどでまた目に掛けられたら嬉しいなぁと思っています。さすがに会場までは行かないですよ(笑)

 あぁ…そういえば10年以上前、藤崎詩織の中の人のライブは生で見た事ありました。
 レトロゲーム音楽縛りなフェス形式のライブだったので、歌ったのは2曲ほどでしたが、一部のファンによるコールとオタ芸(?)の熱が凄くて圧倒された記憶が…そうか、あれが会場一色になるのか…(戦々恐々)

 以下の追記では自分の備忘録用に公式アカによる清川さん関連のポストをまとめてあります。
 本編から抜粋したイベント映像などもアップされているので、清川さんの声をじっくり堪能しよう!!


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チーターマンよ永遠に


 ニコニコ動画から巻き起こった空前のチーターマンブームから早15年。もはやあの頃の狂乱はすっかり忘れ去られ、元凶の動画ではひたすらアポロに語り掛けるコメントで埋め尽くされるばかりのこの令和の時代に、何とYOUTUBEで作曲者ご本人によるチーターマンBGMのRemixが突如投下されました。
 以下、概要欄に書かれた氏のコメントを一部抜粋。()内和訳はGoogle翻訳ママです。



A Tribute to my fans. Thank you for making me infamous. I will always be proud to be part of video game history.
(ファンへのトリビュート。 私を悪名高くしてくれてありがとう。 私はビデオゲームの歴史の一部であることを常に誇りに思います。)




 …まさに悪名は無名に勝ると言ったところでしょうか(笑)。
 開発側としてはガチの黒歴史としてその存在を葬り去りたくて仕方なかったように記憶していたのですが、どこかで心境の変化があったのかなぁと思ったり。
 なんにせよ、かつてチーターマンに(色々な意味で)のめり込んでいた人間としては非常に嬉しいサプライズ。原曲はもちろん当時必死で収集したアレンジ曲群は今でも作業用BGMの常連として愛聴し続けています。多分人生で一番聴いてるゲーム音楽がコレになってしまうんじゃないかなと思うくらい。おそらくこのアレンジもアホほど聴き倒すこととなるでしょう。もはや人生の伴侶と言っても過言ではないですね。…それでいいのか?(自問自答)

 備忘録として追記におすすめのアレンジ曲をひたすら貼り付けていきます。
 君も今からチーターマンの虜になってみないか???(嫌です…)

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プロフィール

明日から本気出す
HN:ぷにょにょん(仮)
レトロゲームをネタに妄想を滾らせることを生き甲斐にする拗らせオタク。二度とは戻らぬあの頃に思いを馳せては感傷に耽っている

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