2ntブログ

【Archive】漆黒なる夜明け プレイメモまとめ④

漆黒女子 「かべうち」というサイトに投稿していた文章を若干の修正を加えてまとめたものです。
 無駄に長いのと攻略の参考にはならないと思うのでその点だけはご注意ください(笑)。

 【万里のカベ~アポロ神殿~エンディング】
■万里のカベ。ここ、扉を真っ向から開けるのでなく横からエナジー使って侵入しなくちゃならないんですね。まだ何かフラグが足りないのかと思って焦っちゃいましたよ…
壁を登ってから外に出た時のBGMが凄い。いかにもクライマックスといった感じ。漆黒のBGMの中では一番好きかもしれないです。分かれ道がいくつかあったので歩いてみるもただの行き止まり。つまんな!w

■そんなこんなでやってきましたアポロのふもと。扉直前の謎解きはエナジーを使う順番が決まってるとわからずに動いて見事二度手間を掛けてしまいました。「スメル」のエナジー使うのすっごい久しぶり、というか使う機会がなさすぎないですかね…せっかくの新エナジーだったのにもったいない。レオレオの「サーマル」より頻度が低いとは…

■アポロゲートに入るとワイズマンさんの像が出迎えてくれる。このロリコンどもめ!!いいえ、私はケモナーです(?)HP・EP全回復ありがとナス!
アポロゲートの謎解きは楽しすぎて脳汁出ました。リングを全て重ねて同じ影絵にするギミックとか発想が凄い…こんなのよく考えるよなぁ。イベントよりも戦闘よりも、黄金は変な遺跡の珍妙な仕掛けをうんうん唸りながら解いてる時が一番楽しい…でもそんな謎解きパートもこれで終わりなんだなぁー。

■ついに最終決戦の舞台、アポロ神殿へ到着。うお眩しっ!!!光の力が凄まじ過ぎて生身で突入すると死ぬ模様。それを防ぐための闇の装備一式、しかもモルゴル由来の物だからステラ専用なのだと…ははぁ、なるほどねぇ。まぁつまり闇の装備をつけたステラを先頭に立たせて進めば大丈夫みたいなんですが、それでも長時間光に晒されるのはヤバいってことで突如耐久ゲージが登場。ゼロになったら全滅だそうですほええ。「ムート…私を導いてね」ステラちゃんにそんな健気な台詞吐かれたら僕たまんないですよもぉー!

■といいつつ具体的に何すればいいかよくわからんまま光の中へダイブ。どうやら順番にオーブをはめ込んでいけばよい模様。一気に回りたい所だけどゲージがどんどん下がっていくのが怖いぃ!オーブを全てはめた所で日陰に逃げ込み休憩。その後中心部に回り…ソルブレードktkr!

■ソルブレードで扉を開き内部へGO。ここでは光が差し込まないので落ち着いて行動が出来ます。柱を打ち込みクリップを回し、アポロ起動までの準備が着々整っていく…そろそろ敵さんが現れても良い頃だなと思いつつ外へ出ると来ました!エース!!!ここでやっとエース=アレクスのネタバレが来ましたよ…って最初からバレバレなんだよ畜生が。スクレータさんいちいち説明しなくて大丈夫です。ついでハート様とスペードも登場し、彼らがアレクスとは実は敵対する立場にいることが判明。闇のエナジストが、ダーク一族がどうとか言ってます。ああもう滅茶苦茶だよ。「最初からその人を小バカにしたような態度が気にくわなかったんだ」ええ、今回顔グラからして憎たらしい造形ですものね。

■アレクスがハートとスペードを引き付けてる間にアポロのスイッチへ…と実はここで引き返してソルブレードで行けるエクストラダンジョンに向かうことが出来たりします。状況的にそれはどうよと思いつつも、召喚獣コンプしたいので一度戻ってしまいました。クリア後は宝島に直行したいからねー。ティタンオーガのマトリョシカ戦法に翻弄されたり、エインシャンデビルにおなごを寝取られたりしつつ…いよいよ、ラストバトルへ向かいます。

■ダークビーストは出てきた瞬間に「あっ…(察し)」でしたよね。もしかして前作のボスとネタ一緒ですか…?や、まさかそんな事はないだろうと思って戦闘で普通に倒してしまったら、スペードが残ってるのにも関わらずバトル終了、その後あっさりと正体判明。ただの魔物だと思った?残念!!ボルテチノ王でしたー!!って…あまりの残酷な真実にステラは泣き崩れます。うーん、これさすがにステラにだけ悲惨な運命を背負わせすぎではなかろうか。
てをかしますか?
■ドゥームトリアス戦後の流れは、正直好きです。ステラのヒロイン力が素晴らしい。死を覚悟してまでエクリプスを止めようと決断する彼女の責任感の強さには涙を禁じ得ない…動けないステラの代わりにスイッチへ向かおうと何度も挑戦するムートの姿も、また良い。ステラがムートに手を貸してほしいと懇願するシーン、ここは選択肢ではなく台詞が欲しかったです。ムートなら絶対ステラに犠牲になって欲しくないと叫んだはずです。それしか手段がないとわかっていても…その上で彼女のお願いを呑み、精神体となって彼女と運命共同体となる。ここだけ見れば、悲壮ながらも美しい名場面と言っても過言ではないでしょう。そしてステラが起動スイッチに近づいたその瞬間、ダークビースト…ボルテチノが飛び出してきて…ああ、この後はわかっていても悲しい。最後の最後に、彼は正気を取り戻し、妹を、国を身を挺して守った訳です。

■そこまではいいんですが、直後急にベルフネまで場所と時間が飛ぶのが不可解。ハートは?スペードは??彼らの消息には触れられないまま、平和を取り戻したベルフネが映し出され、ルナタワーはソルタワーに変貌し、新たに光のエナジストとして目覚めたマンビーストの民がいたり…ステラはなんと亡きボルテチノに代わり女王様となっていました。亡国の王女にならずに済んで良かった…良かったのか?

■エクリプス現象を止めた英雄として、ムート達は町の人達から感謝されます。ボルテチノもその身を犠牲に国を救った偉大な王として讃えられているようです。でも元はといえばエクリプス発動のきっかけを担った一人であるから、最低限自分で自分の尻を拭っただけとも言えます…というか、ベルフネの人達は大体救われたとして、他の町は大丈夫なの?ハルマーニとか意気揚々と故郷に帰ろうとしてますが、プットス死にかけだったの忘れてない?晴れやかな雰囲気で誤魔化されてますが、肝心なことをめっちゃはぐらかされてる気持ち悪さがあります…
 そしてムート・カリス・テリーがゴマ山へと帰る所でスタッフロールが流れ出し。はぁ、これで終わりかぁ…

■ロック鳥の羽を入手し、エクリプス現象も止めた、確かに今回の旅の目先の目的は達成されたといえましょう。だけど軍事国家ツァパランだとか、ダーク一族だとか、光のエナジーだとか、最後まで姿を見せることがなかったハイディア戦士たちの消息とか…今作で判明した謎より、新たに生えた設定の方が遥かに多く、しかも大して掘り下げられずに終わるというのが信じられない。極めつけが「ゴマ山に帰還したムート達を待っていたのは、巨大なエナジーホールだった」という衝撃的場面で表示される「THE END」の文字。おい…ちょっと待てやああああああああ!!(全ギレ

■顔も合わせず別れたロビンパパと、再会すら出来ずに終わるって…ショックでしばらく放心状態になっていました。このエンディングで続編が今日まで出ていない事実にも、さらに打ちのめされました。これでも相当の覚悟と決意で以て漆黒と向き合ってきたつもりでしたが、私の豆腐メンタルでは荷が重かったようです。もう…どう立ち直っていいのか分からない(笑)。おかえりムート 待っていたのはエナジーホールではなくロビンパパのお出迎えと労いの言葉だったというエンディングを幻視してショックを和らげてみるテスト。いや何の慰めにもなってません。

■これで続きが出てないとか嘘だと言ってよ…(涙)
 世間が言うほどダメなゲームだとは思わないし結構楽しめた事は確かなんですけど、過去に例を見ないシナリオのブン投げっぷりとテリー君の問題児ぶりだけはさすがに擁護不可能…もしどこかでリメイクの機会があるならテリーの台詞を削るだけで大分マシになると思います。彼のやらかしは最初のグライダー壊すところだけで充分なはず。
てかぶっちゃけムートと女子3人がいればシナリオ成立しますよね(名推理)

■考えれば考えるほどこのゲームが再び日の目を見る未来というものを想像できなくて、なんというか、すごく悔しいし悲しいです。だってもう10年経ってしまったし、主要スタッフの1人である梶山氏も既にこの世を去ってしまいました。万が一新しい黄金を見ることが出来ても、旧作と同じかそれ以上のものが出てくる事はほぼないんじゃないかと思います。
あの世界の、あの先の物語を見ることが二度と叶わなくなった事が、ただただ辛い。
 一体これは誰のせいなんでしょう?
 そんな風に考えてしまう自分が許せないし、嫌だし、とても苦しい。

■黄金をずっと好きでい続けたいです…新作を…待ち望んでいたいのです…

プロフィール

明日から本気出す
HN:ぷにょにょん(仮)
レトロゲームをネタに妄想を滾らせることを生き甲斐にする拗らせオタク。二度とは戻らぬあの頃に思いを馳せては感傷に耽っている

↑↑↑
軽率なweb拍手&コメントで救える命があります。お気軽にどうぞ(

全記事表示リンク