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瀬戸口廉也氏インタビュー・雑感メモ

 先日アニプレックスのイベント内で『ヒラヒラヒヒル』の出演声優さんによるトークショーがあったのですが、どうしても予定が合わずリアルタイム配信で見ることが出来なかったので、後でアーカイブで確認しよう…と思っている内にそちらも非公開になってしまいました(泣)。声優さん方のトークももちろん聞きたかったですし、何よりシナリオライターである瀬戸口廉也氏によるコメントが読み上げられたとのことで、それだけでも確認したかったなと。何せ瀬戸口氏は自分から作品について語る事はめったにせず、Xでもちょっとした日常や仕事の告知以外の事を殆ど話さない寡黙な方ですので、トークショーに寄せられたコメントの内容がどんなものだったのか、ファンとしては絶対に知っておきたい事柄だった訳です。
 貴重な機会を逃してしまった…と悔しく思っていたその数日後、突然上がってきたのがこちらのインタビュー記事です。いやはやビックリしました。確かにご本人がXで「僕もいつかヒラヒラヒヒルについて何か言える機会があればいいな」とこぼしていたのは目にしていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思わず。さりげない氏の呟きを見逃さなかった(笑)ライターさんにはただただ感謝です。

 以下、記事の文章の引用をしつつ『ヒラヒラヒヒル』と瀬戸口氏の過去作に関するあらゆるネタバレを含む所感をつらつらとメモ。

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おかえりなさい、ファリン

ファリシル2 ダンジョン飯よりファリンとマルシルです。
 この二人の友情が尊すぎて爆発した勢いで描きました。魔法学校時代の回想回とファリン復活の回は私の中で神エピソード認定です。お風呂のシーンが色々な意味で眩しすぎて直視出来ないよぉ…もうね、マルシルのファリンへの過保護っぷりがいちいち微笑ましくてたまらないんです。ファリシル最高だよファリシル。一生一緒にいてくれや(突然の三木道山)
 いや~ファリンちゃんが炎竜の内臓から血まみれの白骨状態で出て来た時はショックすぎて夜も眠れないぐらいだったんですが(オタク特有の過剰表現)五体満足で蘇生されたのを見て心の底からほっとした訳で…これからはファリンと一緒に冒険出来るね!!なんて呑気に構えてたら、今度はダンジョンの主である狂乱の魔術師ワードn…ではなくシスルに攫われてまたも行方不明に。ちょっとぉー!?聞いてないよぉー!?!?!?
 結局ファリンは最後まで囚われのヒロイン役のままなのですねぇ…うう、5人パーティでのほのぼのモンスターグルメ旅が見たかったなぁ…(涙)

 そしてアニメ終了を待たずしてついに原作コミックスを購入しましたことをご報告します。
 5巻表紙のファリンちゃん可愛すぎて死ゾ…(心停止)

たゆみ。 [PCフリゲ]

 作業用BGMのネタ探しに見ていたこちらの動画でピックアップされていた(動画内03:13~)のが気になってプレイしてみたゲーム。穏やかでどこか寂し気なピアノの旋律が印象的なBGMが妙に耳に残ったのと、紹介されたスクショ画像だけではどんなゲームなのか全く想像がつかず、興味を引かれました。

 実際やってみてもなかなか説明がしづらい内容です。ゲームブック風ADV+パラメータ管理シミュレーション、数学をモチーフにしたメタゲー…と言えば伝わりますでしょうか。白い部屋で一人閉じこもる少女・たゆみちゃんを外の世界に引っ張り出すのが目的。
 最初こそ適当に選択肢を選んでいても何とかなりますが、Lv.3以降はある程度メモ取りや戦略を考えないとあっという間にゲージが減ってBADEND行き。最終的には運頼みの部分もあるので漫然とプレイしていてはクリア出来ない程度には難しいゲームです。

 本作における最重要キーワードは「ゼロ除算」
 数学の世界において、「0で割る」というのはいわゆる禁止行為となっています。(※参考動画→【ゆっくり解説】なぜ0で割ることができないのか?数学の不思議
 作中でたゆみちゃんがオリジナルの記号を定義しゼロ除算を可能にしようと試みますが、ナレーションや悪魔さんに総ツッコミを入れられ断念せざるを得なくなります。たゆみちゃんが閉じ込められている世界というのは、数学上での定義に縛られたプログラムの世界…つまり”このゲームそのもの”なのです。
 そしてひとたび存在を認めてしまえば、計算者の意志によってとり得る値を自在に操作出来てしまう「ゼロ除算」は、言うなれば「自由」の象徴。たゆみちゃんはその「自由」を求めて不自由なゲームの世界から外へと旅立っていった…というお話だったと私は解釈しました。
 ラストステージ直前のたゆみちゃんの一転攻勢っぷりが熱いんですよ!最初は弱弱しく頼りなげだった女の子が、強くたくましく成長する姿には確かなカタルシスがありました。

 クリア後に出力される「あとがき」がまた良かったんです。
 作者は実はそれほど数学や論理に精通していない(謙遜かもしれませんが)けども、それらへの憧れが高じて作られたゲームなんだと。その気持ちが痛いほどよくわかる(笑)。私も学生時代は数学が大嫌いで、進路選択も文系一択でしたので…数学の奥深さ、面白さに気づいたのは勉強から解放された大人になってからでした。あの頃、もっと真剣に勉強していたら、今とは違う世界が見えていたかもしれない…そんな風に口惜しく思う事もあるのです。

 作者様のHPにお邪魔してみたところ、PC用フリーゲーム以外にも非電源のボードゲーム製作も行っている方だという事がわかりました。その中で一番面白そうだと思ったのが、商業作品である一人用カードゲームゴリティア… 同人版紹介ページの「友達は要りません」の文言が強すぎる。対戦ゲーム嫌いの私には救いのあり過ぎるテキストだ(笑)

チャージマン研! [TVアニメ]

チャージマン研
 本日を以てアニメ『チャージマン研!』(以下『チャー研』)が放送から50周年を迎えたそうです。私は4年ほど前にニコ動のプレ限配信を機に全話視聴(しかも2周)し、ファンアートを拵えてしまう程度には『チャー研』の事を気に入ってしまったという、嘘みたいな本当の話(笑)。
 低予算故の突き抜けた低クオリティっぷりが一周回って逆に面白がられてしまう、いわゆるネタアニメの類で、ニコ動で皆のツッコミコメントを流しながら見る分にはものすごく楽しめました。OPED含めて5分しかない尺で起承転結を盛り込む為に毎話の如く超展開の連続、かと思えば間を持て余して露骨な尺稼ぎに走ったり、BGMはあっても効果音がなかったり、画面端に度々謎の陰毛が映り込んでくる(!?)などなど、まっとうに作られたアニメでは決して味わえないエキセントリックな視聴体験は、それまでのアニメに対する常識や価値観を容赦なくぶち壊してくれます(

 一番好きなキャラはロボットのバリカン。この頃のアニメだとバリカンのようなキャラクターは(話を動かすために)ひたすら周囲にトラブルを振りまく迷惑な役どころにされがちだと思うんですが、実際は研の足を引っ張るどころかバリカンがいなければ助からなかった場面もあるくらい、アシスト役として欠かせない有能ロボになっちゃってます。基本はドジなお調子者のマスコットとして描かれてるんですけどね。トボけた喋り方がまた可愛いんですよ~ほんと大好きなキャラです💕
バリカンと旧友 そういう訳で『チャー研』で一番のお気に入りエピソードは当然「バリカンの旧友が尋ねて来た」になります。
 この話も何から何までツッコミどころ満載で…そもそもバリカンの出自自体、全話通して何一つとして説明されないんです。「どこの誰に作られたのか」「どういう仕組みで動いているのか」「いつから研の家に住み始めたのか」…その他一切のことはわかりません!!!(丸投げ)

 何はともあれ、半世紀も前に作られたアニメが世代を超えて愛され続けているのはひとえに偉業といって差し支えないのではないでしょうか。せっかくの50周年記念、もっと盛大にやろうZE!毎日ドゥンドゥンやろうじゃねぇか!はいだらー!!(???)

プロフィール

明日から本気出す
HN:ぷにょにょん(仮)
レトロゲームをネタに妄想を滾らせることを生き甲斐にする拗らせオタク。二度とは戻らぬあの頃に思いを馳せては感傷に耽っている

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