2024/07/14
おさわり探偵小沢里奈 シリーズファンブック りな&なめこの調査報告書 [書籍]
年始に駿河屋で購入したおさわり探偵小沢里奈シリーズのファンブックをようやく読了。定価1280円の本をプレミア価格の3000円で買いましたが後悔はありません(キリッ
とはいえ一昨年Switchでシリーズ3作をまとめたリマスター版が発売されたので、もしかしたらファンブックの方もいずれ再販可能性があるのでは?…と思いましたが今のところ公式からそれらしいお知らせは一切ないので、多分大丈夫(?)でしょう、うん。
いやでも電子版とかで出してもらって全然構わないんですが(何
シリーズ3作全てのエピソードについて、シナリオ監修の安東氏による解説コメントが逐一添えられているのが一番の見どころだと思います。私は特に3のシナリオについて開発陣がどういうつもりで作っていたのかが知りたかったのですが、3だけはまず外部のライターにシナリオを全て書かせて、後から安東氏が作品の世界観に合わせて調整を行ったという形で作られたらしいです。なるほど、3からライターが変わったにも関わらず、テキストのノリやキャラクターの性格などに違和感を覚えることがほぼなかったのはそういう事だったんですね。
それこそライターさんに怒られるかも…と心配するくらいには手を入れた箇所もあるそうで。正直、そのレベルで修正を入れるくらいなら最初から安東氏がシナリオを書いて欲しかった、というのが本音ではあります。そうせざるを得なかった事情は色々あるのでしょうが、やはり1・2と比べて3のシナリオは”薄い”んですよね…
更に衝撃の事実、舘史郎君の出番はあれでも大分増やした方なんだそうです。だったら原本はほぼモブのような存在だったのではないでしょうか…(震え)
そして1が春、2が秋、3が秋をイメージして作られたという話を聞いて、それならばなおさら冬を舞台にした4が欲しかったなと。今から作ってもいいんですよサクセスさん(懇願)
コメンタリーやインタビューを一通り読んでみて、おさわり探偵シリーズが製作者の趣味嗜好や遊び心に満ち溢れた素敵なゲームであるという自分の印象は間違っていなかったと確信できたのは良かったです。なぜかなめこだけが独り歩きして大人気コンテンツになってしまいましたが(笑)、そもそもの原作であるおさわり探偵シリーズのことも忘れないで欲しいな…と切に思います。そういう訳で未プレイの方はぜひSwitch版を買ってください(ダイマ)
最後に、書き下ろしの後日談SSについて…あれをSSに分類していいんですか???
思ってたのと全然違うのが出て来たなというか…何で楽譜付きの替え歌なんだと(笑)
まぁ、それもおさわり探偵らしいといえばらしいのですがね。